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    • 2017.06.01 Thursday
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    ザ・スタンド(THE STAND Complete & Uncut Edition) @スティーヴン・キング

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      ついにキングの作品の中でも、1、2を争う人気作「ザ・スタンド」1巻〜5巻を読みました。いや〜それにしても圧倒的なボリュームですね。キング作品の中でも初期の作品ですが、かなりの量の加筆、修正を行った完全版を読みました。単行本を購入し、その後発売された文庫本も購入。今回は読みやすい文庫本を読みました。単行本持っているのに、文庫本も購入するなんて、もったいないと思いますが、ファンと言う物はそんな物ですよね・・・。


      Storyは、アメリカの政府機関が極秘に開発していたあるウィルスが漏れ、世界中に広まります。致死率は99.9%。インフルエンザと同様、空気中でウィルスが拡散する為、全米中のアメリカ市民が死に絶えます。それでも奇跡的に助かった人々が、互いに集まり、滅亡後の世界で生きていきます。生き残った人の中には、当然、善人もいれば悪人もいます。善と悪との戦いが繰り広げられます。そこに超自然的な力が加わり、物語が進行して行きます。


      読み出したら止まらない作品とはこの事ですね。早く次のページが読みたくて、もどかしくなる程、引き込まれる作品ですね。登場人物も個性的で、個人の描写もキングさんらしく、これでもかと言わんばかりにディティールが細かいですね。全米各地に散らばった生き残り人達が、善の象徴である、マザー・アバゲイルの元に集まる件は、手に汗握りますね。

      ここから先は1巻ずつの簡単な内容と、感想を書きます。

      スタンド1

      1巻の内容と感想

      アメリカの軍の施設で極秘に開発された、強力なウイルス。軍の施設から車で逃亡したある軍人が、田舎町のガソリンスタンドに停車。車に乗っていた妻と子供は既に死亡。男もウイルスに感染し、瀕死の状態であった。そのウイルスはやがて空気中に拡散し、全米中に流行します。そのウイルスは、スーパー・フルー(大流感)と呼ばれ、やがて全世界規模で蔓延していきます。ウイルスの存在を隠蔽しようとする軍の動きも空しく、ウイルスが全米各地の人々の命を奪っていきます。その中でも借金取りに追われるロック・シンガーのラリー、偶然ガソリンスタンドで働いていたのに、感染しなかった寡黙なスチュー、妊娠してしまい、思い悩む女子学生フラニー、聾唖の青年ニック等、主要キャストが生き延びていく様が描かれていきます。彼らの未来に待ち受けている運命は・・・・


      ウイルスが蔓延していく様が恐ろしいですね。最初は風邪にかかったくらいに軽く考えていた人々が、日に日に衰弱していき、ついには死亡してしまう恐怖のウイルス。特効薬もなく、感染したらほぼ100%死に至るウイルス。人類を破滅に追いやるのは、地震でも温暖化でも無く、ウイルスなのではないか・・・と考えさせられる内容ですね。これを既に1980年代に作品化していたキングさん、恐ろしい洞察力と言わざろうと得ないでしょうね。荒廃した社会で生き残った人々がどのように生き延びてゆくのでしょう。2巻が楽しみです。

      スタンド2
       

      2巻の内容と感想

      スーパー・フルー(大流感)の蔓延は、全世界規模で進んでいきます。第1巻で登場した主要キャスト達。彼らは自分以外で生き残っている人達を探す行動に出始めます・・・。

      生き残った人達の中にも、
      善と悪の存在があるようで、殺人犯やら、放火魔等も登場してきますが、悪の化身ともいうべき、「闇の男」ランドル・フラッグも登場します。フラッグに引き寄せられる者、そして善である百歳を越える黒人の老女、マザー・アバゲイルも登場し、生き残った人々の夢の中に現れ、それぞれ善と悪の存在を示します。なぜフラッグとマザーは、人々の夢に現れるのか、その辺りの謎は解き明かされず、超自然的な力で人々を引き寄せ始めます。そしていよいよ物語は佳境に入り始めます。


      主要人物達の旅が同時進行的に進んで行きますが、妊娠した女子大生フラニーと同行するデブのイジメラレっ子、ハロルドの存在が面白いですね。その屈折ぶりといったら、物語後半で波乱を巻き起こす人物になりそうな予感がプンプンしますね。


      スタンド3
       

      3巻の内容と感想

      生き残った人々は、旅の途中で遭遇した生き残りの仲間達といつしかグループを組み、夢に導かれるように旅を続けます。老女マザー・アバゲイルのもとへと集まる人々と、闇の男、ランドル・フラッグもとへ集まる人達。マザー・アバゲイルの暮らすボールダーへと集まってきた人々は、いつしかコミュニティを作るようになり、そのコミュニティはさらに組織を形成するようになっていきます。そしてフラッグの悪の軍勢は、ラスヴェガスに終結、そこではフラッグの超自然的な力による恐怖政治が始まりつつあった・・・


      1、2巻で登場してきた主要人物達がいよいよマザー・アバゲイルの住む<フリー・ゾーン>に終結します。フラッグの元にも、ゴミ箱男(トラッシュキャンマン)等、倒錯した悪人達が集まってきます。いよいよ善と悪との戦いが始まるのかと思いますが、物語は別の方向に進みます。フリーゾーンに集まった人々は、資本主義の精神に法り、議会運営、代議員となるメンバー選出等、法と秩序を全うしようと動き出します。フラッグの影に怯えながらも、フリーゾーンの人々は失われた自信を取り戻しつつ、物語は進行して行きます。一人ひとりの物語が丹念に描かれていて、ページをめくるのがもどかしくなるほど、物語に惹きこまれていきますね。



      スタンド4
       

      巻の内容と感想

      フリーゾーンの精神的支柱であるザー・アバゲイルが一枚のメモを残し失踪してしまいますフリーゾーンに集まる人達は、どんどん膨れ上がり、スチュー、ニック、ラリー、フラニー、ラルフ、スー、グレンの7人は、フリーゾーンの代表者として代議員となり、ゾーンの人々を集めて大集会を開催します。電気を復旧させる委員、スーパーフルーで亡くなった人達の遺体を埋葬する委員、ゾーンの中で犯罪が発生する危険性を鑑み、陪審員や保安官を設置する案がどんどん可決し、街が一つにまとまり始めようとして行きます。そんな中、フラニーとスチューに対する憎悪に燃えるハロルドが7人の代議員暗殺の計画を画策し・・・・。

      4巻では、フラッグ率いる闇の軍団の動向は描かれず、マザー・アバゲイル失踪後のゾーンの人々の成長、葛藤、混乱が描かれていきます。そんな中、フラッグの影に怯える代議員達は、苦渋の選択をする事になります。闇の軍団が跋扈する西に、スパイを送り込む作戦を秘密裏に進行させて行きます。そんな中でついにハロルド・ローダーの魔の手が代議員達に迫ります。大集会を前にして、代議員の内輪の会合場所であるニックの自宅に、リモート式のダイナマイトを仕掛けます。仕掛けたのはラリーと行動を共にしていた、元女性教師のナディーン。フラッグの魔力に魅入られ、いつしかフリーゾーンの人々を憎むようになり、ハロルドの悪事に手を貸すことになります。

      1巻から登場していたハロルド・ローダーがついに爆発しましたね。キングさんの小説に、必ずこんなタイプの破壊的な存在が登場しますね。彼の行為により、物語の中心人物の一人、ニックが爆死します。そして物語はいよいよクライマックスに突入していきます。手に汗握りますね。4巻の最後で失踪していたマザーが瀕死の状態で発見され、代議員の4人のメンバーに最後の啓示を示しますね。いよいよ闇の軍団との全面戦争が勃発か?手に汗握る展開ですね。目が離せません。いよいよクライマックスの5巻です。


      スタンド5

      5巻の内容と感想

      ラスヴェガスを拠点に、悪の軍団を増強していくランドル・フラッグ。フリーゾーンから送り込まれたスパイ達も、フラッグの超自然的な力により捕獲されます。フラッグの街は電力を取り戻し、スーパーフルーが蔓延する前の生活を取り戻しつつあり、フリーゾーンへの侵攻計画が画策されていきます。そんな中、スチュー、ラリー、ラルフ、グレンの4人は、マザーの啓示によりフラッグ討伐の為、徒歩で西に向かいます。車ではなく徒歩で、武器、食料も持たず、着の身着のままで出発する4にを待ち受けている運命は・・・・。
      また、一枚岩だと思われていたフラッグの軍勢にも綻びが生じ始めます。善と悪の攻防は果たしてどうなるのか・・・・。

      ついに読み終えました。感無量ですね。読み始めは、読み終えるのに2ヶ月は掛かるかと思いましたが、物語に惹きこまれて1ヶ月で読み終えました。なんてたって文庫本5巻、2,500ページ近い大作ですから。圧倒的なボリュームですね。

      確かにこの作品は、キングの最高傑作、いやベスト3位に入るであろう、傑作と言えますね。緻密なストーリー展開、あらゆるタイプの登場人物、数限りないエピソード。どれを取ってもケタ外れの作品ですね。


      ただし善と悪との戦いが、予想に反して「えっ」という結末ですね。結局はフラッグ率いる悪の軍勢も、一人の狂人の手により全て破壊されてしまう結末には、少しあっけない幕切れ感が残りましたね。フラッグ討伐の為に結成された4人の末路も、こんな形で終わらせるなんて、という思いが残りました。けしてハッピーエンドでは終わらないキング流の結末なんでしょうね。これでようやくTVのミニシリーズとして作製された映像が見られます。(DVDは既に購入済みなんです)



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